上手な「廃業」の方法について ~廃業の流れ(手続き)を知りたい方、必見です。

「廃業の流れがわからないのですが」

「会社をたたみたいのですが、どのような手続きでしょうか」

こういった相談が増えています。

 

ここ近年、破産よりも「廃業」「解散」という法人が増えていました(→詳しくはコラム「上手な会社のたたみ方」をご覧ください)。

 

以前のコラムでもご説明していたのですが、「債務超過」の企業が事業を停止した後、「法的清算をせずに放っておきます」「法的清算を行う費用がありません」という対応(休眠する)をするケースを目にします。

当事務所では、様々なケースを見てきましたが、事業停止→休眠という方法はおすすめしません。

理由は大きく二つあります(→詳しくはコラム「上手な会社のたたみ方」をご覧ください)。

結論のみ申し上げると、デメリット(債権者側からの追及やその後の信用悪化)が大きく、コストパフォーマンスが悪いからです(廃業のための費用は、残余財産の早期処分や、場合によっては事業譲渡によって捻出可能なケースがほとんどです)。

 

こういったケースの原因は、「廃業」の流れや手続きがよくわからないため、放置してしまおう(休眠)、という判断によって引き起こされていると思います。

 

廃業(法人)を検討する場合、以下の流れを押さえておくことが重要です。

 

まず、基本的事項の確認です(→詳しくはコラム「廃業のときに最初にチェックすべき事項(失敗しない会社のたたみ方)」をご覧ください)。

 現状を把握して、どのような問題点があるのか、どのような手続きがよりベターかを検討します。

 ↓

次に、「事業を第三者に移転」するのかどうか、あるいは「民事再生」によって事業を継続するのかという選択を行います(詳しくは「民事再生の特徴とメリット」をご覧ください)。

 「民事再生」を選択しない場合、「清算」(通常清算、特別清算)するのか、「破産」するのかといった方法を選択することになります(→詳しくは「破産・清算業務」をご覧ください)。

 ↓

最後に、経営者ご自身の保証債務をどうするのか、という段階になります。

 具体的には、分割払いをするのか、自己破産するのか、あるいは「経営者保証のガイドライン」にしたがって整理するといった方法を選択することになります。

 

以上の通り、大きな「流れ」をつかんでおくことです。その上で、各手続きについて検討することになります。

ご不明な点などございましたら、ご相談ください。

 

当事務所では、「廃業・清算、事業再生案件は早めの相談が重要」と考えておりますので、最初の相談については30分無料としております。

無料相談のご予約は0120-710-883にお電話下さい。

 

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